背後の彼
同僚は1年近く前から
ここでの占いを予約しており
やっと順番が廻って来たのだと言う。
「本当は友達と一緒に行く約束してたんだけど
なんか急に行けなくなったって言われて。
でもやっぱり1人じゃ入りづらいじゃない?
で、急で悪いんだけど
もし今日あいてたら
と思って」
私が所属している課に
女性社員は2人だけ
つまり私と彼女だけであった。
年齢も同じ28歳。
昼休みにはこうして
そこそこプライベートな話も
自然とするようになる。
「いいよ」
「本当?良かったぁ。
ありがとう」
プライベートな話もするとはいえ
何を占ってもらうつもりなのか
という事までは
彼女は話さなかったし
私も尋ねなかった。
ここでの占いを予約しており
やっと順番が廻って来たのだと言う。
「本当は友達と一緒に行く約束してたんだけど
なんか急に行けなくなったって言われて。
でもやっぱり1人じゃ入りづらいじゃない?
で、急で悪いんだけど
もし今日あいてたら
と思って」
私が所属している課に
女性社員は2人だけ
つまり私と彼女だけであった。
年齢も同じ28歳。
昼休みにはこうして
そこそこプライベートな話も
自然とするようになる。
「いいよ」
「本当?良かったぁ。
ありがとう」
プライベートな話もするとはいえ
何を占ってもらうつもりなのか
という事までは
彼女は話さなかったし
私も尋ねなかった。