背後の彼
彼の事を忘れられない
というのでも
好感の持てる異性に
出会わなかった
というわけでも
ないのだが
ただ何となく
そういう事に関わる気になれなくなってしまったのだ。
彼の事なんか思い出したからか
帰りにコーヒーを飲んだからか
どうしても
これから夕飯を作って食べる気には
なれなかった。
私は冷蔵庫から缶ビールを取り出すと
プルタブを引いて
勢いよく飲み干した。
というのでも
好感の持てる異性に
出会わなかった
というわけでも
ないのだが
ただ何となく
そういう事に関わる気になれなくなってしまったのだ。
彼の事なんか思い出したからか
帰りにコーヒーを飲んだからか
どうしても
これから夕飯を作って食べる気には
なれなかった。
私は冷蔵庫から缶ビールを取り出すと
プルタブを引いて
勢いよく飲み干した。