背後の彼
これまで
考えもしなかった事が

頭に浮かんだ。


本当は

私はさびしかったのではないだろうか。


そのさびしさから

わざと目を背けては
いなかっただろうか。


さびしいけれど
1人でいるしかなくて


そうしている内に

1人で過ごす時間の中に

楽しさを見つけたにすぎないのではなかったか。
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