背後の彼
そのまま泣きながら
シャワーを浴び

とても
食事をする気分には
なれないので

冷蔵庫からビールを取り出して一息に飲んだ。


さすがに涙も涸れたか

ビールを飲み終える頃には泣き止み

気分も少し落ち着いた。


泣き疲れた私は

ビールの缶を握りしめたまま
ベッドに突っ伏し


やがて訪れた
だるいような眠気に


身を預けた。
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