クリスマス盗難事件

「えっ!?」

羽兎が驚きの声をあげる。

「今年に限り、お泊まり保育をやってるんですよ。だから子供達はそれぞれの教室にいます」

そこで園長先生がため息をついた。

「ですが……数が膨大すぎて私一人じゃ配れないんですよ」

「なるほど……それで依頼を」

紘哉の問い掛けに園長先生は頷いた。

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