寂しくなんかないしね

(…かなり、うらやましい)
私とは縁がないだろう。
顔良し、頭良し、性格は…知らんけど良し、なら人生バラ色じゃん!

羨望の眼差しで眺めていると 不意に西野くんが、こっちを見た。


「うわわっ! ど、どうしよ!」

とりあえず 私はしゃがんで隠れた。

(ばか、隠れたりしたらうちが覗いてたみたいじゃん! …実際覗いてたけど!)

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