寂しくなんかないしね
びっくりしたような顔でこっちを見てくる
「……俺、つらそうに見えた?」
「う〜ん、
なんか そんな風に感じた。」
「あっそ」
「うん。 じゃあこのココアを差し上げよう!」
「…なんで?」
「ガン見してたからと、つらそうに見えたから!
うちは このココアから幸せをもらったから!」
無理やり西野くんに缶を持たせた
「じゃあ、私先に教室戻るね!」
私は、良いことした!って気持ちに満足して足軽に教室に戻っていった
「………変な女」
西野くんの言葉に気付かずに。