ベンチで今日も先生と。



火照った頬が、だんだん冷されていく。



「なぁ……先生、呼び出しの理由は?」



「え?……あぁ、そうだったな」



呼び出したことも忘れたのか。



「直井となんとなく話したかっただけ」



「……ぁ」



こいつ……実は、俺の反応を面白がってんのか?



「へぇ……何急に?」



「実はさ」



< 16 / 27 >

この作品をシェア

pagetop