春風~HARUKAZE~

手紙

――<周クンへ



周クンがこの手紙を読んでいる頃、私はどこにいるのかな??



ねぇ、周クン。

一週間前。

周クンに告白されて、すっごく嬉しかったよ。

私も、好きだったから…。

いつから好きだったのかは自分でもわからないけど…たぶん、会ったときから。

今思えば、一目惚れだったのかも。

だって、周クンは…温かい人だったから。

喋らなくても『この人はいい人だ』って、思った。



どんどん好きになって…ドキドキして、嬉しくて。

ヤキモチ妬いたりもして、悲しくて。

こんな気持ち、あったんだなぁって思って…。



周クンのこと、大好きになったの…。



見れば見るほど、話せば話すほど、好きで好きで…

…少し、怖くなっちゃうくらいに。



本当に、大好きだったんだよ??



だから、告白も…嬉しかった。
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