春風~HARUKAZE~
*
「告白!?」
「あぁ、しようと思って…。」
杉山の急な発言に僕は思わず大声をあげた。
「告白って…誰にだよ??」
「…八神。」
杉山はやっと聞こえるような小さな声で言った。
「八神って、C組の八神梓??」
八神梓はけっこうかわいくて、男子にも女子にも人気がある。
まぁ、杉山が好きになってもおかしくないが…。
「いや、CじゃなくてD組の。八神…恵理香…。」
「えッ!!そっち!?」
八神恵理香は特にかわいいわけでも人気があるわけでもない。
話したことがないからよくわからないけれど…。
「部活ん時さ、いろいろ話して…バレーのこととか。思ってたより明るいし、いい子だな…と。」
「そっか…。」
杉山が密かに恋していたなんて…。
「で、告白…??」
「うん…。このままだと部活でしか話せないし…だから。」
「告白するときは言えよ??協力するから、さ。」
「サンキュ。長倉…。」
風は秋を運んできていた。
「告白!?」
「あぁ、しようと思って…。」
杉山の急な発言に僕は思わず大声をあげた。
「告白って…誰にだよ??」
「…八神。」
杉山はやっと聞こえるような小さな声で言った。
「八神って、C組の八神梓??」
八神梓はけっこうかわいくて、男子にも女子にも人気がある。
まぁ、杉山が好きになってもおかしくないが…。
「いや、CじゃなくてD組の。八神…恵理香…。」
「えッ!!そっち!?」
八神恵理香は特にかわいいわけでも人気があるわけでもない。
話したことがないからよくわからないけれど…。
「部活ん時さ、いろいろ話して…バレーのこととか。思ってたより明るいし、いい子だな…と。」
「そっか…。」
杉山が密かに恋していたなんて…。
「で、告白…??」
「うん…。このままだと部活でしか話せないし…だから。」
「告白するときは言えよ??協力するから、さ。」
「サンキュ。長倉…。」
風は秋を運んできていた。