春風~HARUKAZE~
「わかってなんかない!!」

「は!?」





何、マジになってるんだよ…??





「春風が…どんな気持ちで言ったと思う??私、ハルカチャンのこと言っちゃって…それで、春風、ショック受けてた…。でも…それでも好きだって…。」





藍は泣きそうだった。





「藍??ちょっと…。」

「ゴメン。ハルカチャンのこと言った私が悪いのにね…。でも、ちゃんとわかってあげて??周、あの後春風と話してないでしょ??春風、悩んでるの。告白なんて迷惑だったんじゃないかって…。」





藍は、泣いてるような、笑ってるような、そんな感じだった。





「迷惑なんかじゃないッ!!本当は…嬉しかった。ちゃんと答えたつもりでいたんだ…。でもやっぱり上手く言えなくて…。」
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