春風~HARUKAZE~
沈黙が続く。





どうにかしないとッ…。





「…あのさ、昨日の続きなんだけど…。」





僕は思い切って言った。





「昨日…??」

「ほらッ、はっきりしなかったからさ。」

「え??…あれはあれで終わったんだと思ってたんだけど…。」





そ…そうだったのか…!?





「あ…でもさ、佐々木がよくても俺がよくないっつーか…。」

「…どういう意味…??」





思わず口ごもってしまう。





佐々木につられて、きっと赤くなっているだろう。





「どういうって…えと、佐々木の気持ち、すごく嬉しかった。ありがとう…。」





とりあえず言ったものの、後が続かない。


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