春風~HARUKAZE~
「…佐々木、駅わかるよな??」





杉山が、笑いながら言う。





「わかる、だろ…。」





もう、転校してきてだいぶ経ってるし…。





「ごめーんッ!!」





声のした方を見ると、走ってくる佐々木。





「ハァ…ッごめんね、遅くなって…ッ。」





佐々木は、息を切らしながら謝った。





「平気平気ッ。」

「大丈夫か??」

「佐々木サン、汗びっしょり…。」





僕達は、佐々木に声をかけた。

そして、佐々木が落ち着くと、本題に入る。





「そういえば…どこ行くんだ??」





僕は杉山に聞いた。

考えてあるのか??
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