嘘と初恋
*Epsode1*
偽物の恋が始まります。
「ねぇ、高橋さん。俺と付き合わない?」
放課後の教室にて。
わたし、高橋咲妃の前には、遊び人の宮田裕哉くん。
...なんか、へんなこと言ってなかった?
付き合うとか...え?付き合う?
「...な、何言ってるんですか!?」
「え?だから、付き合わない?って。」
いやいやいや
おかしいよね?
「む、無理ですっ!」
わたしは鞄を手に取り、勢いよく走り出そうとした。
んだけど...