罪線
そして……


「……そうだね!じゃあ平岡君にはうまく言っといて、一緒に遊ぼうか!」


「……ケンタロウ君……」


僕は失意に満ちていた。


初めて出来た友達に裏切られた悲しみは憎悪となり、やがてそれは、僕の中に眠る"本当の僕"を呼び覚ますスイッチとなったのだ。


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