みそぢ手前の私と、ちゅうにの彼
(ゴメン?心配?消す?挙げ句プロになれるですってぇ!?


どうせ全部嘘なんでしょ!?


アンタは何時も何時もそうやって私をぐちゃぐちゃにする!!


知ってんのよ!アンタが私を毛嫌いしてるの!


友達にあの人お姉さん?って聞かれたとき『ちがうよぅ、ママの友達の娘らしいんだけどぉ、暗くて全然話してくれないの。シュン
早く帰ってくれないかなぁ

なんちゃってw』


ってわざと聞こえるように言ったのも!!


あの人の事だってどうせアンタが仕組んだんだ!!


馬鹿にするな!馬鹿にするな!ばかにするなぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!)


心の中で必死に泣き叫び
枕を叩きつける




ハァ、ハァ


呼吸を荒げたまま
奈々はベッドに飛び込み頭まで布団を被る


「もうやだぁ…いやだよぅ」
…ヒック…ヒック


時折聞こえるすすり泣きは次第に寝息へと変わっていった…
< 11 / 13 >

この作品をシェア

pagetop