みそぢ手前の私と、ちゅうにの彼
それから数日の間、奈々は布団から出ることは無かったが
暫くして、ある決意を胸に秘め家を出た…





そして話は冒頭へと戻る




少しは私のことわかった?
まぁ中には「そんなことで死のうなんて馬鹿だろw!」なんて言う人がいるでしょうね
でも私みたいのが生きていたって意味は無いし
それこそ死んだって同じことよ
誰かの何かが変わる訳でもない
そもそも私を知ってる他人なんて居るわけないしw
別にそんなことは自殺することとは一切関係無いけど…


ただ…


両親にだけは謝りたい


折角産んだのに
こんな娘でごめんなさい…って




最後に…


私の最後の言葉を聞いてくれたあなたに…




…ありがとう








そして、彼女は目的地である踏切まで辿り着いた…
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