みそぢ手前の私と、ちゅうにの彼





コレを読み終えた奈々は
愕然とした


顔は、ただでさえ色白な肌が
更に真っ青になり
額から脂汗が滲み
滴り落ちていく


肩は小刻みに震えていて
視線もまったく定まっていない



この尋常じゃない状態の
彼女は、この世の物とは思えぬ形相で携帯を取り
直ぐ様、電話をかけた
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