エクソシスト
悪魔は佳奈にほんの少し、近寄ったが、何もせずにその場から消え去った。
それが消えたのか、隠れたのか、なんだったのかわからなかったが、今はそんなことはどうでもよい。
一刻も早く薫を救わなくては。
佳奈は薫に駆け寄った。
薫の背と腹からは血の帯がたれており、今にも死にそうだった。
呼吸は薄く、しているのかしていないのかわからないくらいだった。
「お願い!」
佳奈は泣きながらそう叫ぶと薫がぶら下げていたクリスタルを握り、祈りをこめた。
瞬間、二人は"メサイア"へ転送されていた。
「助けて!」
佳奈の声に職員が振り向く。
ことの重大さに気づいて急いで薫は医務室に運ばれた。
それが消えたのか、隠れたのか、なんだったのかわからなかったが、今はそんなことはどうでもよい。
一刻も早く薫を救わなくては。
佳奈は薫に駆け寄った。
薫の背と腹からは血の帯がたれており、今にも死にそうだった。
呼吸は薄く、しているのかしていないのかわからないくらいだった。
「お願い!」
佳奈は泣きながらそう叫ぶと薫がぶら下げていたクリスタルを握り、祈りをこめた。
瞬間、二人は"メサイア"へ転送されていた。
「助けて!」
佳奈の声に職員が振り向く。
ことの重大さに気づいて急いで薫は医務室に運ばれた。