エクソシスト
「佳奈…」

薫は、じっと佳奈を見つめた。肩に触れた手が温かかった。


やってみよう。という気になった。

どこまで戦えるかわからない。

それでも、自分の身を本気で心配してくれる人間がいるなら。

薫はそっと、佳奈を抱きしめた。
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