エクソシスト
猛攻を繰り出してくる黒服の攻撃を薫はなんとか受け流していた。

だが、黒服の攻撃は止むことがなく、薫は次第に押されていく。


凄まじい力だった。

リングの光は最大限に近いほど輝いており、強靭な力を薫に与えていた。


しかし、それを凌駕するほどの力を黒服は発揮していた。

激しい剣戟のなか、薫は実感していた。


以前、闘った時は全くの本気でなかったことを。
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