冷たい彼は芸能人!!
それからみんなが食べ終わったところであたしと華菜以外はジムの中のスポセンにはいっていった。
あたしはそんなみんなのお薄がわかるところからフカフカのソファーにすわって華菜を赤ちゃんだっこして毛布をかけながらポンポンしていた。
すると。
「あの・・・」
誰かに声をかけられた。
顔をあげると多分、あたしと同じとしくらいの女の子が2人。
「あの、shineの華さんですよね・・・」
あぁ、ばれるもんなんだ・・・
「あ、はい」
「やっぱり!あたしたち、昨日のテレビみてファンになっちゃったんです。よかったらサインと握手おねがいしてもいいですか?」
そう言われた。
「あ、はい。もちろん」
そういって華菜をおこさないように手をぬいてあたしに寄りかからせるように体勢をうごかしてから女の子たちに握手をして一昨日発売だったCDをわたされた。
それにサインをかいた。
「ありがとうございます!これからもがんばってください!応援してます」
「ありがとう!よろしくね」
そういって笑顔をかえすと向こう側の女の子たちもとびっきりの笑顔をみせてくれた。
それから華菜がおきるまで男女とわずいろんな人に握手やサイン、それから写真までたのまれた。
俊たちの言ったとおりだ。
昨日、はじめてテレビでたのにもうこんなに知られてる。
そうおもって華菜をだきあげたと同時に華菜がおきた。
「あ、華菜。おはよ。ねむれた?」
「うん。ねぇねぇも俊にぃにぃたちのところいこう!」