冷たい彼は芸能人!!
「じゃぁ、なんで起きないのよ~」
「いや、様子みて起きてから注意しようとおもったんだけど、その前に誰かさんがきて追っ払ってくれたからさ~」
あ、
それを聞いていっきに顔があつくなる。
「でも、サンキュ」
「ち、違うもん。華菜が被害にあったらいやだから・・・」
「あぁ、わかったわかった」
いまだに爆睡してる華菜の頭をあたしが撫でる。
「華菜、か~な」
「ん?ねぇねぇ?」
「そ、今日は疲れたでしょ?もう帰ろっか」
「うん。帰る~」
そういってまだ寝ぼけたまま俊の膝からあたしの首に抱きつく。
「ごめん、あたし、今日はかえるね?華菜もつかれてるみたいだし」
そういって立ち上がった瞬間体がふらついた。
え?
華菜抱っこしたまんま!
とにかく華菜にだけは怪我をさせないように華菜の頭を自分の手でカバーしてなるべく華菜に負担がかからないようにした。
でも一向に痛みは感じない。
目をあけると後ろには俊らしき人物。
「お前、気をつけろよな~」
「はは、ごめん。ありがとう」
そういって俊から体を離す。
「あぁ、本当。お前の相棒の言った通り。まじでどこか抜けてるぜ」