冷たい彼は芸能人!!
1人暮らし開始!


「ねぇ・・・・ねぇねぇ・・・華ねぇねぇ?」


「ん~。華菜?」


「うん。ねぇねぇ今日はお仕事?」


あぁ、そうだ。


今日は雑誌の撮影だ。


「そうだよ~」


そういえば・・・


今何時だ?


目を時計のほうにむけると・・・・


え、みまちがえた?


7時半すぎてた。


「うそ!寝坊」


「ねぇねぇ寝坊」


「キャー華菜!咲人は?」


「咲人にぃにぃは今朝ごはんたべてる」


それをきいてから急いで制服にきがえて相対するまでの授業道具をかばんにつめてちょこちょこゆっくりついてくる華菜をだきあげていそいでリビングにおりた。


「あ、華おはよう」


「おはよう。あたし、今日は朝食ぬき!どっちにしろ三限目おわったら早退だから!」


そういいながら洗面をおわらせて歯をみがき終わった咲人の手をとって急いで家をでた。


さっき携帯をみたらもう小奈美は小学校をすぎてるらしい。


「咲人。いそいで」


「ねぇちゃん待って!僕たべたばっかりだから走れない」


え~~。


もう。


「我慢!ねぇちゃん高校まで遠いんだから」


そういって無理やり咲人を学校に送ってから小奈美に追いつくようにはしった。


とりあえず、昔からそこそこ運動神経はよかったほう。

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