冷たい彼は芸能人!!
そういって車からおりて段ボール箱を2箱、ゴロゴロみたいなのにのせて自分の部屋にはいった。
もちろんゴロゴロみたいなのはアパートの人にかりたから返した。
荷物を部屋にいれて自分の部屋に服やら教科書やら本やらいろいろしまって掃除機をかけるともう6時。
「え!後30分で美緒さん来るじゃん!」
あたしはカバンに必要なものをつめて軽くメイクをしてから小奈美の部屋にいった。
ピーンポーン
「は~い」
「小奈美、急いで。社長との打ち合わせに遅れるよ」
「はいは~い」
マイペースにやってる小奈美をひっぱりだしてやっぱり早めにきてた美緒さんの車にのりこんだ。
「今日は社長と新曲の打ち合わせだから」
「「はい」」
それからしばらくして事務所についた。
「「おはようございます」」
「おはよう。とりあえず会議室へ行きましょう」
社長のあとにつづいて会議室にはいり椅子にすわる。
「まず、2人にはうれしい知らせがあるわ。今回のCD。売上数が45万枚突破したわ」
「本当ですか!」
嬉しくて声がでないあたしの代わりに小奈美はきく。
「えぇ。だからこれからはもっともっと忙しくなるわ。年末には大きな番組の予定ももうはいってるわ。それから新曲。これが歌詞。で、これがCD。今回はバラードだからダンスはないわ。もちろんCDにはいってる他の曲はダンスがあるからそれは明日から仕事の合間をぬって練習するわよ」
「「はい」」
「じゃぁさっそくダンスをみせるからきがえてきて」
「「はい」」