冷たい彼は芸能人!!

しかもちょうど10分前。


電話をかけなおすとすぐに俊がでた。


「もしもし?さっき電話くれた?」


「あぁ。今さ、お前の家の前なんだけど・・・真っ暗」


あぁ、そうだった。


「だってみんなもう寝てるもん。しかもあたし引っ越したからそこにはいないよ」


「まじかよ。今住んでるのどこ?」


どこっていわれても住所しらない・・・


「ん~。事務所から車で10分くらいのところの40階だてのアパート。」


「はぁ?んなもんでわかるかよ」


だよね~・・・・


しばらく考え込んでると俊が


「もしかして○○アパート?」


「そう!そこ!よくわかったね」


「まぁな。じゃ、今から行くから」


は!?


そう思ってるうちに携帯はきられてた。


もう、自分勝手すぎ。


そう思いながらまだ濡れてる髪をかわかしてテレビをみてると。


ピーンポーン


内側のピンポンがなった。


このアパートにはふたつあってひとつはアパートの玄関のところ。


もうひとつは部屋の前のところ。


小奈美かな?


「は~い」


そういいながらドアをあけると・・・


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