冷たい彼は芸能人!!
俊SIDE
「・・・・」
目を開けた瞬間、目の前に華の寝顔。
は?なんで?
華を起こさないように目だけうごかしてまわりを見渡すと・・・
あぁ、そっか。
とじこめられたんだっけ。
俺はズボンの後ろのポケットにある携帯をだして時間を確認すると4時半。
まだ2時間も寝てねえ。
華の首から腕をぬいてゆっくりおきあがるとなにかがパサっと音をたてておちた。
そこには昨日、俺が華にかけてやったパーカー
華の方をみると、寒そうにねむってた。
コイツ。
華の方が体はよわいはずのに。
そうおもいながら俺の下にあった華の小さいパーカーをとって自分の肩にかけてから俺のパーカーをまだぐっすり寒そうにねむっている華にかけてやった。
荷物も昨日のままで開いた痕跡もない。
無意識に華の横になってまた腕枕をしてから耳から首筋にかけて指をうごかす。
「つめて・・・」
まじ冷えてんじゃん。
そうだよな。
少なくとも2時間。
この寒い仲なにも着ずに寝てたんだからよ。