冷たい彼は芸能人!!


俺はそのままベッドにはいって、何年かぶりに涙をながしながら眠りについた。


「ん、朝。」


あれから1週間がたった。


華とは連絡がとれないまま。


まだ半分ねぼけたまま体を起こしてリビングにでる。


そして・・・


「華、コーヒー」


いつもの癖で、そう呼んでしまった。


でも返事はない。


またそれで、実感させられたんだ。


1週間もたつのに、なかなかなれない。



あぁ、華はいないんだ。


とりあえず、食事をとって学校に向かう。


学校には小奈美と華の姿はなかった。


仕事か。


学校を午前中だけでて、事務所に向かうと社長かた言われた一言。


「今日から他の事務所になります。今まで御苦労さま」


なんで、なんで、こんな時に。


他のSTARのメンバーも驚愕。


陸が口をひらいた。


「あの、なんで急に。」


「まぁ、もともと8か月の契約期間だったし、あとは、SHINEの華が最近、事務所にこなくなったのよ。小奈美からはSHINEのみんなに迷惑をかけるから行きたくないって言われたんだけど、今までそんなことなかったし、とりあえず、契約期間だから。今まで御苦労さま」


そう言われた。


あぁ、俺のせいだ。


そんな時、小奈美が事務所にはいってきた。


「おはようございま~す」


「あ、小奈美。華は?」


そういうと俺を見て、渋った顔をした。


< 96 / 117 >

この作品をシェア

pagetop