だれよりもキミを〜グラウンドでプロポーズ!?〜


野球部のバスがついた頃にはもう残ってる生徒も少なかったけど、まだ亜里紗ちゃんたちはいた


野球部がバスから降りてきた


亜里紗ちゃんたちが廉のとこに行ったみたいだった


どうなっちゃうのかな…

廉が『ありがとう』って言ってるのが聞こえた


まさかと思ったけどね…

あたしの初恋終わっちゃったかな


「あたしちょっと聞いてくる

まぁ大丈夫だよ!!」


玲奈行っちゃったよ


ヤバい…泣きそう




戻ってきた玲奈はニコニコしてた

「まじざまあだよ

廉が『俺は君の気持ちには答えれない

まずまったく知らない人と付き合う勇気はないから』
だって」


「出た…廉の毒舌」


「そしたらあのこたちがね『あたしの廉さんのこと好きな気持ちは誰にも負けません』だって

そしたらね『物わかりが悪い子だね
てか、だれ??

知らない人とはつき合えないよ

俺にはあいつしか無理だし

付き合うとか正直だるいし』

だって」


「廉なにげひどいんだね


でも、あいつって…

あたし失恋確実じゃん」


「だからまだ続きがあるのよ

そしたらね『…瑠奈さんですか?』だって

『よくわかってるじゃん

俺はあいつしか無理だし』

だって!!」


まじ??


「ほんと??」


「あたしが聞いたのよ!!

『瑠奈さんよりあたしが釣り合ってますよ』だって

そしたら『そろそろウザイよ!! 釣り合うとかまじなに? 俺はあいつしか無理だから それにあいつの悪口やめてくれる??
とにかく消えてくれないかな?』

だって!!

まじうける」



「廉ってひどい」



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