だれよりもキミを〜グラウンドでプロポーズ!?〜
とにかく逃げるしかない!!
でも、制服だし、スカートだし、おまけにローファー
でも、そんなこと言ってられない
逃げなきゃっ!!
あたしは廉から逃げた
猛ダッシュで
もちろん廉も追いかけてくる
廉から逃げるなんて普通に無理だから…
でも、いま捕まってられないから
今までにないくらいのスピードで思いっきり逃げた
でも、廉にはかなうわけがなくあっさり捕まってしまった
「…はぁ、捕まえた♪」
廉に後ろから抱きつかれた
「………はぁ…はぁ、は、なはして…よ……」
あたしは廉の腕の中で必死で暴れた
「誰が離すかよ
やっと捕まえた」
廉にこんなあっさり捕まるなんて悔しい
「離してよ!!
なんでこんな簡単に捕まんなきゃ行けないのよ!!」
「しょうがないだろ!!
まぁおまえにしては速いんじゃね?」