だれよりもキミを〜グラウンドでプロポーズ!?〜



「自分が速いからってバカにしないでよっ!!」


むかつく


「お前が認めてくれるなんて珍しいじゃん

まぁ確かに俺は速いよな」


自分で言うところがますますむかつく!!



「…………まじうざい」


「うるせーな

で、お前はまだ俺から逃げる気??」


「もうそんな体力なんかねーよ」


「そっちじゃねーよ!!

お前は俺から逃げてばっかだろ
俺はお前に気持ちをぶつけただろ?

今すぐにでも結婚したいって」


だからなんで急に結婚に飛ぶの??


「あたしだって好きってゆったじゃん!!」



「お前は自分だけ言って俺のには答えようともしないで逃げてるだろ」



廉の言っていることは確かだ


あたしは廉に気持ちを伝えたけど、廉の言っていることに答えようともしなかった

結婚なんてむりって決めつけて

廉と結婚したい気持ちはあたしだってある

ただ


素直になれなくて



あたしは自分のことしか考えてない


いつまでたっても子供のまま



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