だれよりもキミを〜グラウンドでプロポーズ!?〜
やっぱり結婚なんだね
それでもあたしは憐が好き
これは誰にも負けない
あたしには廉しかいないから
きっとそれは物心着く前から
あたしは廉がいないと生き甲斐がなくなる
それくらいかけがえのない大切な存在だから
別に憧れのカップルになんかなれなくていい
廉のそばにいて、一緒に笑っていられるなら
1番近くにいれるなら
「あたしも廉の1番近くにいたい
だからあたしを廉のお嫁さんにして!!」
「この俺様が結婚してやるんだから喜べ!!
俺が世界一幸せにしてやるから」
もう今でも幸せだけどね
「幸せにしてくれなきゃ嫌だ!!」
「俺様に一生ついてこいよ!!」
あたしを抱きしめる力が強くなる
あ…あれからずっと廉に抱きつかれたままなんだ
あたしは廉の腕の中で向きを変えた
「今の廉、最高にかっこいいよ!!」
「あたりまえだ!!」
チュッ
廉の不意打ちのキス
ファーストキスじゃないけど、気持ちが通じてから初めてのキス
こんなにしあわせになれるなんて最高の魔法だよ
じゃれ合う子供のように何回もキスしたり、ここがグラウンドの真ん中だってことも忘れて、廉と2人幸せを満喫していた