―私がアナタを好きな理由―
眼鏡side
―朝の教室―
朝、登校してくると宮本晴はもう居た。
もの凄い顔で、僕を睨んでるみたいだ。
何かしたのか…?
女の人は分かりやすい。
直ぐに顔に出る。
宮本晴が、分かりやすいだけなのか…。
宮本晴の友達が来たみたいだ。
別に盗み聞きなんてしたつもりはないけど…
女は声が大きい。
宮本晴は、睨んでたのではなく僕の事が好きな理由を探していたみたいだ。
さっきのは撤回する。
女はよく分からない。