―私がアナタを好きな理由―
「篠崎君?」
「何か…?」
今、私は篠崎君と教室で仲良く資料をホチキスで止めるという単純作業をしています。
これも数日前に決まった、学級委員の立派な仕事なのです!
私達は、向かい合わせに机を引っ付けて作業をしてます。
で……私の目の前には大量の資料の山。
篠崎君の目の前には自分のクラス分だけの資料。
「あのー、終わったら手伝ったりなんか…」
「しません。」
ですよね。
どーせ、自業自得ですよ。