―私がアナタを好きな理由―
篠崎君と友達になって、分かった事。
好きな理由だけじゃなくて、もう一つ分かった事があります。
話した事もないこの私が、好きなんて事言っちゃいけなかったね。
好きな理由って分かったら、またアナタの事が告白の時以上に好きになってる。
私はアナタの事を、もっともっと知りたいです!
「これは理由になりますか?」
私の問い掛けに篠崎君は、
「50点です」
って、優しく笑いながら言った。