―私がアナタを好きな理由―



「ぉ、おはよ?篠崎君」




何故か篠崎君は、何も言わないまま私の方に近寄って来て




「ぁ…やっぱり、宮本晴……か」




って、顔を確かめる様に見てきた。




「め、眼鏡は!?」




目を細める姿が格好良くて、てか顔を間近に見て私は何でか恥ずかしくて俯きながら聞いた。




「このガーゼで、眼鏡付けれないですし…壊れたので今日買いに行こうかと」





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