―私がアナタを好きな理由―
だから、あまり見えないんですって座ってる私を真っ直ぐ見下ろしながら言った。
「まぁ、キミは直ぐに分かりますけど…」
「………?」
私って特徴的なのかな?
「って、篠崎君怪我大丈夫!?縫ったの!?」
怪我の事忘れてた私。
だって…本当にかっこいいんだもん。眼鏡姿も好きだけどさ。
「大丈夫ですよ?かすり傷でしたから、大袈裟ですよね…これ?」
篠崎君は、苦笑いしながら目元のガーゼを指差して笑った。