君のすべてが見たかった
窓がない
この部屋には窓がない。
だから、息苦しいのか
ここに来てから安眠を得た実感がない。
そしてとてつもなく夜が長いのだ。
しかし、そんな事にはお構いなしに、ケータイにもパソコンにも、様々なメールが入り益々、俺のささくれ立った神経に留めを刺した。
「よし!今日こそ やってやる。」
俺は病み上がりのフラフラする体で立ち上がると、まずパソコンの息の根を止め、ケータイのメールアドレスを変えた。
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