君のすべてが見たかった

そして後一日は彼氏とデートする。


買い物、ドライブ、ショッピング、一緒にテニスしたり、ジムに行ったりと、ケイとならきっと何をしても楽しいわ。


でも今の変則的な休みのせいで、予定が組めないから、旅行には行けないし、せいぜいデートしても映画を観るか近場のドライブぐらいで、本当によくケイが辛抱しててくれると思う。


だからといって、このまま結婚してしまったら、余計にケイに淋しい思いをさせてしまうし、子供を産むのも育てるのも無理だろうな……。


―もう、よそう。一人で落ち込むのは!! とりあえず、今回のプロジェクトも成功した。ケイに連絡したら家に帰って爆睡だーーー!!


私は白衣を脱ぎ捨てると研究室を後にした。




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