君のすべてが見たかった
「ねえ……ケイ? 私も今、無性にそれがやってみたくなったよ。」
「えっ!? インフルエンザの仮病?」
ミチは今、ケイが目の前に居たら、脇腹に一発正拳を入れてるなーと思いつつ、話を進めた。
「バカ!この流れなら、もちろん田舎暮らしでしょ!!」
「ああ!だよね!! でもそれに適した場所がなくて……ミチ、当てがあるの?」
「うーーーん。無くはない!」
「えーっ!何処だよ。それって……。」
ケイは再び元気を取り戻していた。
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