君のすべてが見たかった
「前にお爺ちゃんの話したよね!?もう亡くなって5年になるけど…」
「ああ!アルプスの少女ハイジに出てくるオンジみたいな人だよね?」
「そう!正にそうだったの。お婆ちゃん死んでから1人で山籠もりしてね。」
「あーーーっ!!それかぁ〜!」
ミチは得意気になってきた。
「そだよ。うちの親が相続したはいいけど、あまりにも山奥なんで、放置してるのよ。だから、今、人が住める状態かさえ判らないんだけどね。でもどうトライしてみる?」
ケイは電話に向かって
「やりたい!行きたい!是非、行ってみたい。」
と必死に懇願していた。
「判った。じゃあ丸1日だけ時間を頂戴。今から手配するから、そして爆睡して、エンジン掛かったら、ケイを迎えにに行くから。」
「了解。待ってるよ。」
ケイは夢だと思っていた事に手が届きそうになって、うれしくてケータイを握りしめていた。
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「ああ!アルプスの少女ハイジに出てくるオンジみたいな人だよね?」
「そう!正にそうだったの。お婆ちゃん死んでから1人で山籠もりしてね。」
「あーーーっ!!それかぁ〜!」
ミチは得意気になってきた。
「そだよ。うちの親が相続したはいいけど、あまりにも山奥なんで、放置してるのよ。だから、今、人が住める状態かさえ判らないんだけどね。でもどうトライしてみる?」
ケイは電話に向かって
「やりたい!行きたい!是非、行ってみたい。」
と必死に懇願していた。
「判った。じゃあ丸1日だけ時間を頂戴。今から手配するから、そして爆睡して、エンジン掛かったら、ケイを迎えにに行くから。」
「了解。待ってるよ。」
ケイは夢だと思っていた事に手が届きそうになって、うれしくてケータイを握りしめていた。
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