君のすべてが見たかった
翌朝、ケイが早起きして朝食を作ってくれたので早朝からの出発になった。
結局、寝具類はケイの車に積み直して、ケイの車で行く事になった。
なぜなら鍋類や燃料など、かなりの荷物がケイの車に積み込んであったからだ。
「ケイってアウトドア派だったっけ?」
ミチは本当に驚かされて、思わずそう聞いていた。
「いやー残念な事に実践するのは初めてだから、どれだけやれるかは判らないけどね。」
謙遜気味にケイは言うが、準備だけでもたいしたもんだ。
多分、彼はかなりの歳月を費やして、下調べをしていたのだろう。
本当にいつかその夢を叶える為に……。
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