君のすべてが見たかった
「次は“苺ジャム”を作るよ!」
ミチは取れたて苺のパックの中から、小粒なものをジャム用に大きなものはデザートにと分けていた。
「へえ〜!それで苺を大量に買ったんだー!? やるねェ。」
「ジャムは簡単だし、ピザ生地の余った分を素焼きして、ナンみたくなって、そしたらジャムが合うかなーって思ったわけよ。」
「へえ〜賢いじゃん。あっ!もう赤いものでメイクはするなよ!」
ケイが身の危険を察知して、素早く牽制した。
「あら!? 残念。バレてた。」
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