君のすべてが見たかった
「なんだかお腹が膨れたら眠たくなってきた。」


「だね。このままお昼寝してもいいけど、その前にミチに何かしてあげたいな。 なんかない? リクエストしてよ。」


―今でも充分過ぎるよケイ。


これ以上、望む事ってあるかな?


「うーーん。せっかくケイがそう言ってくれるなら……言っていいかな?一つあるけど…」


「なに?何でもいいから言ってみて…」


「私ね…私の髪をシャンプーしてもらいたい。」


「へえ〜シャンプーねー。何かそれって気持ち良さそうだね。」


「多分、とっても気持ち良いと思うの。ケイのもやってあげるよ。」




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