年上の君。





「ねぇ、今日家に泊まっていかない?」



ブラウンの長い髪にぱっちりの目。
性格はサバサバしているけれど、
友達思いの優しい子。


それが高校に入って初めて出来た友達の杏奈。


今日はその杏奈と初めて二人で遊んだ。


その帰り道、杏奈が言った。



「え、いいのっ?」



私たちが友達になってから
まだそんなにたっていないけど、
お互いの存在は大きくなっていた。


大好きな杏奈からのお誘いを
断るわけがない。



「泊まりたいっ!」


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