年上の君。




あたしがそう言うと、杏奈は笑った。



「じゃあ決まりね!」



初めての杏奈の家へのお泊まり。
ワクワクと胸が高鳴っている。


楽しみすぎてにやけちゃうくらい。



「もー、杏奈だいすきっ!」


お泊まりできるうれしさのあまり杏奈に抱きつくと、珍しく杏奈も抱きしめ返してくれた。


「そうと決まれば早速行きますか!」



あたし達は飲んでいたタピオカを飲み干すと、杏奈の家へとむかった。


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