初雪メモリー[BL]
「どうした。そんなにオレと離れるのが嫌か?」
「…………あったり前だ、馬鹿!」
まだご飯も途中だと言うのに、勢いよく部屋を飛び出して。
自室に戻ってからは気分が落ち着くまでは何もしないで、
だけど寒くなったから布団を敷いて風呂にも入らずそのまま眠る。
海理がやって来るのかと思いきや、珍しくやって来る事もなく。そのまま雪の降る朝を迎えた。
朝の冷えた空気が冷たくて。まだ布団に潜っていたいと言う気分だが、ずっとそうする訳にも行かず。
起き上がり、ぼんやりした思考の中で真っ先に浮かんだのは……皮肉な事に海理の事だった。
夜は犯されていない。つまり身体は動く状態。贈り物を渡せる絶好の機会だ。
着替えもせず、すぐ隣の海理の部屋を見たけれどもういない。
いや、まだ屋敷にいる筈だ。探さねば。そう思ったのも束の間。
背後から雪の声が聞こえてきたのは。きっと俺を起こしにでも来たのだろう。
「…………あったり前だ、馬鹿!」
まだご飯も途中だと言うのに、勢いよく部屋を飛び出して。
自室に戻ってからは気分が落ち着くまでは何もしないで、
だけど寒くなったから布団を敷いて風呂にも入らずそのまま眠る。
海理がやって来るのかと思いきや、珍しくやって来る事もなく。そのまま雪の降る朝を迎えた。
朝の冷えた空気が冷たくて。まだ布団に潜っていたいと言う気分だが、ずっとそうする訳にも行かず。
起き上がり、ぼんやりした思考の中で真っ先に浮かんだのは……皮肉な事に海理の事だった。
夜は犯されていない。つまり身体は動く状態。贈り物を渡せる絶好の機会だ。
着替えもせず、すぐ隣の海理の部屋を見たけれどもういない。
いや、まだ屋敷にいる筈だ。探さねば。そう思ったのも束の間。
背後から雪の声が聞こえてきたのは。きっと俺を起こしにでも来たのだろう。