愛してください、ヤンキー君
そう思いながらクローゼットに手をかける。

それからというもの、あれから返事は1回も来ず、2時間が 経とうとしていた。

「恭くん・・・。」

心配になってきた。
メールしてみようかな・・・。
嗚呼。でも、しつこいって思われるかも。
それが原因で嫌われたら嫌だし・・・。
どうすればいいの?

私はそっと窓を開け、降り続く雨をみていた。

私は雨女だ。
いつも私が楽しみにしている日は雨が降る。

「・・やの。」

今誰かに呼ばれたような?
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