愛してください、ヤンキー君
「きょ、く、ん。まっ・・て。」
唇が離れ、もう一度キスしようとしていたときに綾乃からストップがかかる。
ちょっと不機嫌になりながらも、綾乃の話を聞く。
「・・・。」
綾乃は乱れた呼吸をただし、ゆっくりと話し始める。
「恭くん。私も好きだよ。だけど、あんなに愛をもらったら、溢れちゃうよ。だから、私からの愛も受け取ってほしいな?」
予想もしてない言葉に正直驚きを隠せない。
「大好き。大好き。だーいすき。」
まさか、こんなにも綾乃から愛されてるって思ってなかった。