愛してください、ヤンキー君
「それだけいいに来たんだけど・・・。
やっぱりもっと恭くんと一緒に居たいから。
ちょっとだけ、行きたいところっていうか、いかないと恥ずかしいっていうか・・・。」

「ああ。行こうか。」

「いいの?ありがとう。」

「いいもなにも、綾乃からのお誘いだし?いくのは当然!」

「ふふっ///行こう。」

そういうと綾乃は人気の少ない階段の裏側に手を引いて行く。
着いたところで綾乃は周りをキョロキョロし始める。
なにかを警戒していたのか、いないのを確認するとほっと一息ついて俺を見つめてくる。

「・・・。恭くん。あのね?」

自然と目線が絡み合う。
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